6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報










 台湾の国立中山大学から大学生および大学院生のみなさんが本校を訪問されました。はじめに、副校長より本校の概要と特色についての紹介があり、続いて英語で本校の研究について、研究主任の秋月先生からプレゼンテーションが行われました。小中一貫教育のあり方や、子どもたちの主体的な学びを支える授業づくりへの関心が高く、訪問団のみなさんは熱心に耳を傾けておられました。
 その後、8・9年生の授業を見学いただき、実際の教室の様子や生徒の学びの姿をご覧いただきました。さらに5・6年生とは昼食をともにしながら交流を深め、9年生に対しては台湾文化を紹介する特別授業も実施してくださいました。日本語と英語を自在に操る中山大学のみなさんと過ごすひとときは、本校の生徒にとっても大変刺激的で、印象に残る時間となりました。
 海外の大学生とのこうした出会いは、教室の中だけでは得られない、豊かな学びの機会を子どもたちにもたらします。言葉や文化の違いに戸惑いながらも、自分の思いを伝え、相手の話を理解しようとする姿勢が、互いの理解を深める原動力となっていました。「英語が通じてうれしかった」「台湾のことをもっと知りたい」と語る子どもたちの表情が、学びの広がりを物語っていました。
 今回のように、海外から教育現場への関心をもって訪れてくださる方々がいるということは、本校の日々の取り組みや子どもたちの姿が、自然とその魅力を伝えていることのあらわれかもしれません。今後も、多様な人との出会いを大切にしながら、子どもたちの視野を広げ、世界とつながる学びを育んでいきたいと思います。






 9年生の家庭科の授業で、調理実習が行われました。今回のテーマは「カップケーキ」。生徒たちは、ベーシックなカップケーキ生地に加え、それぞれの班でトッピングや具材を工夫し、個性あふれるオリジナルカップケーキを完成させました。ホイップクリームやチェリーをあしらったスイーツ系のものから、ベーコンやホウレンソウを混ぜ込んだ食事系のものまで、どれも美味しそうで、見た目にも楽しい仕上がりとなりました。
 焼き上げにはオーブンを使い、加熱の時間や温度にも気を配る必要がありましたが、生徒たちはグループで声を掛け合いながら、協力して調理に取り組んでいました。調理後の後片付けも手際よく行い、「家でもまた作ってみたい」「自分で作ったらおやつ代の節約になるかも」という声も聞かれました。
 文部科学省は、中学校家庭科の目標として「日常生活における課題を見出し、よりよい生活を創造しようとする実践的な態度を育てること」を掲げています。調理実習は単に料理をするだけでなく、栄養バランス、衛生、安全、協働、計画性など、さまざまな力を身につける貴重な学びの場です。特に今回のようなオーブンを使った実習では、熱源の扱い方や時間管理の重要性も体験的に理解することができました。
 今後の家庭生活や自立に向けて、こうした学びが生徒たちの土台となることを願っています。





本校水泳部が、京都教育大学の50メートルプールにて、大学生との合同練習を行いました。
普段とは異なる本格的な設備(50mプールや高めの飛び込み台など)の中で、生徒たちは全力で練習に取り組みました。

大学生と一緒に泳ぐことで、技術面だけでなく、練習への姿勢や「個人競技でありながらチームとして戦う」ことの意味についても学ぶことができました。
互いに声をかけ合い、励まし合いながら練習する大学生の姿に、多くの刺激を受けた様子が見られました。

今回の経験は、競技力の向上だけでなく、人とのつながりの大切さや、チームとしてのあり方を見つめ直す貴重な機会となりました。



 6月12日(木)は世界の味めぐり『スペイン』でした。朝、8時に開門するときにはたくさんのこどもたちが長蛇の列をなして待っています。登校してきたこどもたち、看板に目をやり、今日はスペイン?!やった~と喜んでくれていました。中には、「ぼく、スペイン語わかる!アホはにんにくだよ!」と教えてくれる子もいましたよ。
献立は「バレンシア風パエリア,ソパ・デ・アホ,カクテルゼリー,牛乳」です。「パエリア」はお米から炊きたいところですが、給食室で全員分炊く事はできないので、とり肉や野菜などで具材を炒めて、サフランのかわりに、カレー粉とターメリックで黄色く色づけし、ごはんに混ぜ込みました。しっかりとごはんに味がなじんでいて、色もとってもきれいにしあがりましたよ。食べやすく、子どもたちにも大好評!またつくって~とリクエストがあがるほどでした。「ソパ・デ・アホ」はにんにく(アホ)のスープです。硬くなったパンを煮込んでおいしく食べられるようにした料理です。今回はパンのかわりに、パン粉を炒っていれました。デザートはぶどう、マスカットのゼリーをワインにみたてて用意しました。暑くなってきた時期だったので、冷たいゼリーは好評でした。
また、給食委員さんによる放送では、スペインの国のこと、料理のこと、芸術のことと多彩な魅力を伝えてくれました。もちろん、クイズは大盛り上がり♪また、スペインの給食の感想も伝えてくれてくれ「おいしい」だけでなく、見た目や食感など五感を使って味わった給食を上手に表現してくれていましたよ。


 4年生の家庭科では、京野菜について学んでいます。そこで、給食でも京野菜『加茂茄子』をとりあげました。せっかくなので、手に取り、観察して、京野菜の魅力を実感してもらいたく、家庭科の授業にあわせて、献立を作成しました。授業中、少し時間をいただき、子どもたち一人ひとりに加茂茄子を渡し、観察してもらいました。比較対象があるといいかなと思い、中長なすも用意。重さ比べをしたり、定規で大きさをはかったり、たたいてみて音の違いを聴いたり・・・残念ながら授業の関係で全クラスとはいきませんでしたが、京野菜に興味関心を抱いてくれたのではないかと思います。
 また、朝の登校時にも展示しました。なすにがて~きらい~と言いながらも、さわってみると、おもたっ!!このトゲトゲは?と関心をよせていました。給食では、私の触った加茂茄子あるかな~?とワクワクしている声も聞こえてきましたよ。「なす」は子どもの苦手な野菜トップ10に入るお野菜ですが、ほとんど、残食なく食べてくれていました。その日の給食クイズは加茂茄子の重さを当てるクイズ!正解は…732g!!とっても立派な加茂茄子でした。