6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報





1月23日(木)、8年生の百人一首大会を開催しました。この大会は、日本の伝統文化を学びながら、生徒同士が競い合うことで記憶力や集中力を鍛えることを目的としています。当日は8年生のABCD組がランチルームに集まり、グループごとに競技を行いました。生徒たちは事前に札を覚える練習を繰り返し、どのグループも大会に向けて真剣に準備してきました。読み札が詠まれると、瞬時に手を伸ばし、畳をたたく「バシッ」という音が響き渡りました。その音が会場全体に緊張感を生みつつも、時折見られる生徒たちの笑顔や「やった!」という喜びの声が、大会を楽しいものにしていました。また、友達と励まし合いながら取り組む姿も見られ、競技を通じてクラスや学年の絆が深まる場面が印象的でした。激戦を制したのはB組で、優勝グループには大きな拍手が送られました。この大会を通して、生徒たちは百人一首の魅力を感じるとともに、伝統文化を楽しみながら学ぶ貴重な経験を得ることができました。 




 1月24日(金)、中高等部で避難訓練を実施しました。本校では、突発的な災害の発生状況を正しく判断し、自分の身を守るための態度や習慣を身につけることを目的として、定期的に避難訓練を行っています。今回の訓練では事前告知を行わず、抜き打ち形式での実施としました。これは、生徒たちに災害などの緊急事態はいつ起こるかわからないことを意識させ、どのような状況でも冷静に行動する力を養うためです。
 訓練では、生徒一人ひとりが「自分の身を守る」という意識を持ち、落ち着いて避難する姿が見られました。また、教職員も迅速かつ的確に避難誘導を行い、生徒全員の安全を確保するために尽力しました。特に、地震や火災、不審者の侵入といった多様な緊急事態を想定した今回の訓練は、生徒たちの判断力や協力の大切さを再認識する良い機会となりました。
 一方で、避難にかかった時間や生徒の集合状況確認の手順など、今後さらに改善できる点も確認しました。これらの課題を真摯に受け止め、今後も訓練内容を見直しながら、さらに実効性の高い避難計画を策定していきます。
 本校では、日頃から安全教育を重視しており、災害時に生徒全員の命を守ることを最優先とした取り組みを行っています。今後も生徒と教職員が一丸となり、安全で安心できる学びの環境づくりに努めてまいります。


 新年最初の書写の学習では、「白馬」という文字を書きました。この文字を書く際のポイントは、「白」と「馬」のバランスです。同じ大きさで書くと「白」の方が大きく見えてしまうため、「白」を少し小さめに書くことで、全体のバランスが整うことを意識しながら練習しました。子どもたちは、集中して一文字一文字丁寧に書く姿勢を見せてくれました。最初は難しさを感じていた子も、コツをつかむと「きれいに書けた!」と笑顔を見せてくれました。






 家庭科の授業では、「整理整頓の上手な仕方」の授業を行いました。そして冬休みの宿題として、それぞれのお家でできる整理整頓に挑戦する課題を出しました。冬休み明けに、子どもたちとどんなことに取り組んだのかを発表し合いました。ある子は自分の机や本棚をきれいにし、「仕切りを使うと物が見つけやすくなる」と教えてくれました。また、別の子はおもちゃ箱の整理を頑張り、「使わなくなったおもちゃをまとめて弟や妹に渡した」と発表してくれました。中には家族と協力して台所やリビングの片付けをした子もいて、「家族と話しながら整理整頓するのが楽しかった」という感想も聞かれました。みんなの話を聞いていると、整理整頓をすることで家の中がスッキリするだけでなく、気持ちも明るくなったり、家族との時間が増えたりする良さがあったことが分かりました。今回の経験が、子どもたちの生活に役立つものになれば嬉しいです。






 1月22日(水)、8年生を対象にキャリア教育の一環として職業講和を実施しました。2月に予定されている職場体験では、生徒たちが京都市内の様々な事業所で3日間にわたり働くことを学びます。その事前学習として、働くことの意義や魅力について理解を深めるため、今回は「職業」をテーマにお話を伺う機会を設けました。
 講師には、学校行事の写真撮影などでお世話になっているBBフォトの辻さんをお迎えしました。辻さんは、カメラマンを志したきっかけや仕事をする上で大切にしていることについて、具体的なエピソードを交えながらお話しくださいました。
学生時代にバスケットボールに打ち込んでいた辻さんは、企業に就職しサラリーマンとして働いた後、「子どもに誇れる仕事とは何か」を自問し、カメラマンの道を選ばれたそうです。「写真は時を越える」という信念のもと、バスケットボールの試合写真にとどまらず、結婚式や七五三など、人生の大切な瞬間を撮影されています。
 講話では、「カメラマンの時給はいくらですか」「職場で緊張した時はどうしたらいいですか」など、生徒たちからの多くの質問に丁寧に答えてくださいました。さらに終盤には、学生時代から親交のある異業種の方とテレビ電話でつながり、共に生徒たちの質問に答える場面もありました。特別ゲストの登場に、会場は大いに盛り上がりました。
 辻さんが「職業に貴賤はない」と語ってくださったように、どの仕事にも社会で果たす大切な役割があり、人々の生活を支えています。2月の職場体験では、生徒たちが様々な職場で学び、仕事に真摯に向き合う姿勢を身につけ、大きく成長することを期待しています。