6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

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 来日2日目の今日は、タイ王国のアユタヤ地域総合大学附属学校の生徒たちが初めて本校を訪れました。午前中の歓迎式典では、タイの教員代表と生徒代表のあいさつのあと、タイの教員・生徒が自己紹介を行い、記念品の交換が行われました。有志チームAKBによって用意した手作りの万華鏡やお手玉もプレゼントされました。互いに拍手を送り合うたびに表情がやわらぎ、新しい出会いを心から楽しもうとする雰囲気に包まれました。
 続く生徒主催の歓迎会は、吹奏楽部の演奏で幕を開けました。力強い音の響きが会場の空気を一変させ、言葉を超えた歓迎の気持ちが伝わるようでした。続いて、有志のチームAKBが英語で本校と京都の魅力を紹介し、堂々とした姿に日頃の学びの成果が感じられました。8年生は総合学習で学んできた日舞や和太鼓を披露し、伝統文化の美しさと迫力を表現しました。D組の生徒たちは、タイの民謡「ロイカトン」と日本の「まるたけえびす」を合唱し、優しい歌声で心のこもった歓迎を届けました。最後にチームAKBによるダンスパフォーマンスが披露され、会場は笑顔と拍手に包まれました。タイの生徒たちからも返礼として、民謡に合わせた舞踊やムエタイの演技があり、互いの文化を紹介し合う時間となりました。
 午後は、8年生による文化体験ブースが設けられました。華道のブースでは、花の色や形を見比べながら活け方を学び、茶道のブースでは、お辞儀や一つひとつの所作に込められた心を丁寧に伝えました。ソーラン節や和太鼓のブースでは、リズムに合わせて身体を動かしながら、声を掛け合って練習する姿が見られました。D組は日本の遊びのブースを担当し、けん玉やブンブンゴマなどを通して、言葉の壁を越えて自然に笑顔が広がっていました。どの活動にも「伝えたい」「分かり合いたい」という生徒たちの思いがあふれ、学び合いの場としての豊かさが感じられました。
 放課後にはホストファミリーとの対面式が行われ、いよいよ3泊4日のホームステイが始まります。今日の体験をきっかけに、互いの文化や考え方をさらに理解し合いながら、絆を深めていくことが期待されます。














 本校では国際理解教育の一環として、タイ王国のアユタヤ地域総合大学附属学校との交流を続けています。今年で29年目を迎えるこの交流では、毎年互いの学校から約20名の生徒が訪問し、1週間にわたって学び合いと文化交流を深めます。
 本日、タイからの訪問団が関西国際空港に到着しました。大阪では昼食を共にし、その後、海遊館を見学しました。大きな水槽を泳ぐジンベエザメや色鮮やかな熱帯魚を目にした生徒たちは、歓声を上げながら夢中で写真を撮っていました。異なる文化や言葉の壁を越え、海の生き物を見て共に感動する姿から、交流の第一歩がすでに始まっていることを感じました。
 夕方には京都に入り、夜には本校校長や教職員が出席する歓迎夕食会が開かれました。笑顔と笑い声に包まれた和やかな雰囲気の中で、生徒同士の距離もぐっと近づいたようでした。
 本校では、このような国際交流を通して、他者を理解し、尊重し合う心を育てています。異文化に触れ、自ら考え、表現する体験は、生徒一人ひとりの成長につながります。教育に熱心で質の高い本校の取り組みが、今年も実りある形で進んでいます。


 10月16日(木)の給食は、世界の味めぐり『タイ』の料理でした。
明日17日から、中高等部では、タイ国の生徒が来校され交流があります。今からタイに関心を持ってもらいたく、タイの料理としました。
 献立は、【麦ごはん・カオマンガイ・ゆでやさい・ゲーンチュートタオフー・牛乳・ミニ豆乳プリン】です。
【カオマンガイ】はタイのチキンライスです。本来は、鶏肉を茹でた汁でごはんを炊くのですが、給食では、鶏ガラでとった出汁で、鶏肉、調味料を入れて茹で、その後、鶏肉と出汁に分けました。出汁は各クラスのごはんに混ぜ込み、鶏肉は各クラスで配缶、ナンプラー入りの特製ダレをかけて、食べる時には、鶏肉をごはんの上にのせて食べてもらいました。「名前は難しいけどおいしかった~」とほぼ完食でした。
【ゲーンチュートタオフー】とは、あっさりとした豆腐のスープです。こちらも、鶏ガラでとったスープ、ナンプラーで味付けをしました。「なんか、いつもと違う!?」と違いに気づいていた子どもたち。すごいですね、感心です。
 4年の給食委員さん、行事が続く忙しい中ですが、タイ国について調べて、しっかりと放送してくれました。
 給食当番さん、準備はもちろん、後片付けもしっかりやってくれていますよ。










 本校では現在、タイ王国からの生徒代表団と引率の先生方を迎えるための準備が進められています。訪問団は10月16日から1週間にわたり日本を訪れ、本校の生徒と授業や行事を通して交流します。期間中にはホームステイも行われ、家庭や地域での生活をともにしながら、言葉や文化の違いを超えた温かなつながりを深める予定です。
 校内では、タイと日本の国旗や伝統的な模様などを取り入れた装飾が少しずつ完成に近づいています。玄関や廊下には歓迎のメッセージや生徒が製作した装飾、階段を使った装飾などが並び、訪問を心待ちにする雰囲気が高まっています。こうした活動の背後には、本校が掲げる国際理解教育の方針があります。
 人権教育の視点からは、世界の多様な文化や生活に対して偏見をもたず、互いを尊重する心を育てることを目指しています。また、多文化理解の視点では、日本文化を大切にしながら他文化を受け入れ、違いを認め合う姿勢を重視しています。さらに、コミュニケーションの視点からは、互いの思いを伝え合い、心の通う対話を通して理解を深めることを大切にしています。
 本校とタイの学校との交流は29年に及びます。本交流を機会に、生徒一人ひとりが国際社会の一員としての自覚を深め、異文化を理解し尊重し合う豊かな学びの時間となるよう、全校を挙げて準備を進めています。



 9年生では4時間目に学年集会を行いました。ABCDの4クラスが、それぞれの学級目標をもとにこれまでの歩みを振り返り、今後の展望を全体に向けて発表しました。その準備として、先週は各クラスでじっくりと振り返りの時間を設け、自分たちの成長や課題を言葉にして共有してきました。集会では、代表の発表に耳を傾けながら、互いの努力を認め合う姿が見られました。また、学級代議員からは学年目標の達成度について報告があり、「9年生としての姿を後輩に示せるように、日常生活や学校行事により一層力を尽くしたい」という決意が語られました。さらに、11月に行われる紫友祭での演劇発表の順番をくじ引きで決定し、学年全体の期待が高まりました。
 午後の5・6時間目には、学年レクリエーションを実施しました。D組の生徒は交流学級の友だちとともにサッカーや全員リレーに参加し、どの競技も大いに盛り上がりました。最後には、紫翔祭に向けた大縄跳びの練習にも熱が入り、声を掛け合いながら真剣に取り組む姿が見られました。学びも活動も全力で取り組む9年生の姿勢に、最上級生としての頼もしさが感じられます。