6-3制の小学校・中学校から,4-3-2区分の9年制義務教育学校へ

新着情報 - 学校より




1月28日(火)から30日(木)までの3日間、昨年12月にタイを訪問した8年生の代表生徒による写真展を行っています。訪問団の訪問の様子の写真や、タイを訪れた代表生徒それぞれが一番思い出に残っている写真を解説とともに5枚ずつ展示しています。昼休みには5年から9年までの生徒が訪れタイの写真を眺めたり、代表生徒にタイのことを尋ねたりして、タイの様子を感じる機会となっています。タイを訪れた代表生徒はタイについて京都小中のみんなに伝えられるよう取り組みを継続しています。 




 1月24日(金)、中高等部で避難訓練を実施しました。本校では、突発的な災害の発生状況を正しく判断し、自分の身を守るための態度や習慣を身につけることを目的として、定期的に避難訓練を行っています。今回の訓練では事前告知を行わず、抜き打ち形式での実施としました。これは、生徒たちに災害などの緊急事態はいつ起こるかわからないことを意識させ、どのような状況でも冷静に行動する力を養うためです。
 訓練では、生徒一人ひとりが「自分の身を守る」という意識を持ち、落ち着いて避難する姿が見られました。また、教職員も迅速かつ的確に避難誘導を行い、生徒全員の安全を確保するために尽力しました。特に、地震や火災、不審者の侵入といった多様な緊急事態を想定した今回の訓練は、生徒たちの判断力や協力の大切さを再認識する良い機会となりました。
 一方で、避難にかかった時間や生徒の集合状況確認の手順など、今後さらに改善できる点も確認しました。これらの課題を真摯に受け止め、今後も訓練内容を見直しながら、さらに実効性の高い避難計画を策定していきます。
 本校では、日頃から安全教育を重視しており、災害時に生徒全員の命を守ることを最優先とした取り組みを行っています。今後も生徒と教職員が一丸となり、安全で安心できる学びの環境づくりに努めてまいります。















タイでの最終日の朝、ホストファミリーのみなさまが見送りに来てくださいました。昨夜のお別れパーティーで感謝の気持ちを伝え合いましたが、今朝のお別れはさらに特別なものとなりました。生徒たちはホストファミリーと手を取り合い、写真を撮り、最後のひとときを惜しんでいました。タイのホストファミリーのみなさまが日本の生徒を家族の一員として迎え入れ、まるで実の子どものように接してくださったことに、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。このような温かな交流が生徒たちにとって何よりの財産となりました。
ホストファミリーに見送られた後、バンコクに移動し、見学研修としてエメラルド寺院と王宮を訪れました。今回の訪問では、アユタヤの学校が特別な手続きを行ってくださったおかげで、一般の観光客とは異なる入り口からスムーズに入場することができました。さらに、王宮の職員の方が引率し、英語で建物や歴史について詳しく解説してくださるという、貴重な体験もありました。煌びやかな建築や繊細な装飾に圧倒される中で、ただ美しいだけでなく、タイの思想や文化、歴史の奥深さを学ぶ機会となりました。こうした体験は、日本ではなかなか得ることができず、生徒たちの目に映るタイがより多面的で豊かなものになったようです。
バンコクの空港へと向かう道のりでは大渋滞でしたが、タイの先生方が細やかに手配をしてくださったおかげで、フライトの4時間前に到着しました。こうした細やかなご配慮が、全体のスムーズな進行を支えてくださいました。
タイ国アユタヤでの滞在を通じて、ホストファミリーやタイの先生方の温かなご支援のもと、生徒たちは本やインターネットでは得られない貴重な学びを得ることができました。異なる文化の中で人と触れ合い、心を通わせる経験は、何にも代え難い成長の糧となることでしょう。帰国後は、今回のタイ訪問で得た知見や経験を学校全体に広め、国際理解を広げていきます。28年目の交流となった今、交流校の校長先生が述べられた「100年目まで友情を続けたい」というお言葉を胸に、両校のつながりをこれからも大切にしていきます。
最後に、このような貴重な機会を実現してくださった日本とタイのホストファミリーのみなさま、そして研修旅行に関わってくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。


















午前はアユタヤにある農業学習センターを訪問し、ホストファミリーのきょうだいとともにタイの農業や伝統文化を体験しました。生徒たちは、地域の特産品であるカイケム(塩漬け卵)の作り方を学び、丁寧に指導を受けながら、その工程を実際に体験しました。また、ヤシの葉を使った「パラータピアン(金魚の飾り)」作りにも挑戦し、タイの人々が大切に受け継いできた伝統工芸の魅力に触れることができました。さらに、タイの家庭で親しまれる「カリーパフ」の調理体験では、スパイシーで馴染みのある味に驚きつつ、食文化の違いを楽しむ姿が印象的でした。田植えの見学では、農業が地域社会を支える重要な役割を果たしていることを学び、暮らしと自然のつながりについて考えるきっかけとなりました。
午後は現地校でレクリエーション大会が行われ、タイの生徒たちとともにさまざまなゲームを楽しみました。日本でも馴染みのあるスイカ割りに似たゲームでは、生徒たちはすぐにリラックスし、自然と笑顔が広がりました。一方、腰にナスをぶら下げて行うゴルフや、手を使わずにフラフープを一列になって通すゲームなど、タイならではのユーモアあふれるアクティビティには、生徒たちの笑い声が絶えませんでした。これらの活動を通じて、言葉を超えて協力し合う楽しさを体感し、生徒同士だけでなく、タイの生徒との友情も一層深まったようです。
夜には、現地校の先生方が企画・運営してくださったお別れパーティーが行われました。タイの生徒や先生方による美しい生演奏が会場を包み込み、日本の生徒たちは、日本舞踊とソーラン節を披露し、これまでの感謝の思いを精一杯表現しました。タイの先生方が心を込めて準備してくださった温かい雰囲気の中で、最後には全員で踊り、笑顔と歓声があふれるひとときを過ごしました。しかし、ホストファミリーやタイの生徒たちとのお別れが近づくと、生徒たちは感極まり涙ぐむ姿も見られました。それでも、「また会いたい」「この経験を大切にしたい」と語る生徒たちの姿が印象的でした。
今回のホームステイプログラムでは、ホストファミリーの皆さまの温かい受け入れが、生徒たちにとって特別な学びと成長の機会を与えてくれました。滞在中、家族の一員のように接していただき、生徒たちは家庭生活を通じてタイの文化や暮らしを実感するとともに、人と人とのつながりの大切さを深く学びました。ホストファミリーの皆さまの優しさとおもてなしに触れた生徒たちは、この貴重な経験を心に刻み、日本に帰国後も新たな目標に向かって取り組むことでしょう。
また、今回のホームステイは、単なる文化交流にとどまらず、「人と人とが触れ合うことで生まれる学び」を実現する貴重なプログラムであることを改めて実感しました。生徒たちは、タイでの経験を糧に、広い視野と深い感謝の気持ちをもってこれからの活動に取り組んでいきます。このような素晴らしい機会を提供してくださったホストファミリーや現地校の先生方に、心より感謝申し上げます。




















週末はホストファミリーと過ごしました。現地の家族と共に過ごす中で、日常生活を共有し、タイの文化を深く体験しました。そして週明けには、タイのきょうだいと一緒に登校しました。同じ時間を共にすることで友情が育まれ、元気いっぱいの笑顔が印象的でした。
月曜日の始まりは、全校での朝会からスタート。続いて中学2・3年生の授業に参加しました。数学や科学、社会、美術といった日本でも馴染みのある授業に加え、タイダンスや剣術、タクロー(セパタクロー)の授業も体験しました。どの授業でも、タイの先生方から丁寧な指導を受け、生徒たちは真剣な表情で学びに取り組んでいました。特に文化的な授業では、タイの豊かな伝統と価値観に触れ、学んだことを日本で共有したいという思いが強く感じられました。
その後の交流ホームルームでは、タイの生徒や先生方と一緒に伝言ゲーム、椅子取りゲーム、ハンカチ落としといった遊びを通じて交流を深めました。異なる文化背景を持つ子どもたちが、笑顔で同じ遊びを楽しむ姿は大変微笑ましく、国境を越えた共通点の多さに驚かされました。
また、日本の文化を紹介する活動では、中学1・2年生のクラスで組み紐の作り方を英語で教えました。英語で伝える難しさを感じつつも、ジェスチャーを交えてタイの生徒たちと積極的にコミュニケーションを取る姿が印象的でした。この経験を通じて、言葉を超えて人と繋がることの喜びや、英語の重要性を改めて実感する貴重な機会となりました。
午後には、タイの文化を体験するイベントが行われました。タイの生徒たちが準備したブースでは、タイ文字の学習や塗り絵、伝統衣装の試着、ムエタイの体験、タイ楽器の演奏、花飾り作り、伝統菓子の調理、タイダンスのレッスンなどが行われました。これらの体験を通じて、タイ文化への理解が一層深まりました。特に、現地の生徒たちと直接触れ合いながら学ぶことで、教科書だけでは得られない実践的な知識と感動が得られたようです。学んだ内容は、日本の学校でぜひ広く伝えていきたいものばかりです。
本日の活動を終えた後、生徒たちはタイのきょうだいと一緒に下校しました。一日の疲れも見せず、心温まる交流を通じて学びの充実感を感じている様子が伺えました。