国際理解教育「タイ交流」5日目
タイの生徒たちは、訪日3・4日目をホストファミリーと過ごし、元気に学校に戻ってきました。5日目は、中高等部の生徒と共に、日本の伝統文化を学ぶ特別な鑑賞行事が行われました。今年は、舞妓さんにお越しいただき、優雅な踊りを披露していただいた後、お座敷遊びを体験する機会をいただきました。タイの生徒も本校の生徒も一緒に挑戦し、笑顔あふれる楽しいひとときを過ごしました。伝統文化に触れ、互いに学び合うこの貴重な機会は、日常では味わえない深い学びにつながっています。
CTLの授業と交流昼食では、タイの生徒が567年生の教室を訪れ、タイの伝統的な花飾り「プアンマーライ」の作り方を教えてくれました。昼食は普段の学校給食を一緒に食べていただきました。英語でのコミュニケーションを通じて、お互いに一生懸命伝え合う姿が見られ、異なる文化を言語の壁を越えて理解し合う大切さを実感できる学びの場となりました。これを機に、さらに英語学習への意欲を高めてくれることでしょう。
午後には、今年タイを訪問する予定の8年生が企画したレクリエーション大会を開催し、タイと日本の生徒が一緒になって楽しみました。ほうきバランスや空き缶積み、Nintendo Switchなどのゲームを通じて対戦しながら、日本の遊びを体験してもらいました。日本の遊びが多かったため、日本チームが圧勝してしまったものの、双方の生徒が楽しみながら異文化交流を深める機会となりました。
放課後には、有志による学校案内を兼ねた謎解きクイズラリーが行われ、校内を東西に巡りながら、日本語とタイ語を使って協力し合い、クイズに挑戦しました。どの問題も、日本とタイの生徒が力を合わせないと解けない工夫がされており、言葉や文化の違いを乗り越える経験ができたようです。最後には、チームで作った色紙をタイの生徒たちにプレゼントし、感謝と友情を形にしました。
このような国際交流を通じて、子供たちは異文化理解の大切さやコミュニケーション能力を自然と身につけていきます。本校が提供する特別な学びの機会が、これからの成長に役立つことを確信しています。