国際理解教育「タイ交流」6日目
来日6日目となった22日(火)は、タイの生徒たちが本校の7年生と9年生の授業に参加し、現地の生徒と同じ机を並べて学びました。教室では、両国の生徒が積極的に英語を使い、互いにいろいろなことを伝え合いました。普段の授業では見られない国際色豊かな雰囲気の中で、子どもたちは文化の違いを感じながらも共通の言語でコミュニケーションをとっていました。この経験を通じて、タイの生徒も日本の生徒も自国以外の文化を学ぶ大切さを実感できたのではないでしょうか。両国の未来を担う若者同士が、共に学ぶ姿勢を見せてくれたことは、保護者の皆様にとっても誇らしいことと思います。
昼食とホームルームでは、8年生と9年生がクラスごとにさまざまなゲームを用意し、タイの生徒たちと交流を深めました。タイの生徒たちもゲームを通じて日本の文化や風習に触れ、笑顔あふれる時間を過ごしました。特に昼食では、高等部の希望給食が提供され、タイの生徒たちに日本の学校給食の魅力を味わってもらいました。
午後は8年生と共に東山へ行き、日本の生徒のグループに一人ずつタイの生徒が加わり、英語で東山を案内しました。この日のために日本の生徒はしっかりと準備を進めてきましたが、実際に英語で伝える難しさを体感し、新たな課題を見つけたことと思います。東山での体験は、教室を超えた学びの場となり、言語の壁を越えて異文化理解を深める貴重な機会となりました。
夜には、育友会の後援を受けて、ホストファミリーとのお別れパーティーが開催されました。ホストファミリーのみなさんが集まり、ゲームや食事を楽しみながら、タイの生徒たちとの最後のひとときを過ごしました。タイの生徒たちにとっても、日本の家庭の温かいおもてなしに触れる時間は、忘れられない思い出になったことでしょう。この国際交流を通じて、ホストファミリーのみなさんがタイの生徒を家庭に迎え入れたことは、単なる短期の滞在に留まらず、心のつながりを築く大切な役割を果たしたことを実感していただけたのではないでしょうか。